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2025年9月13日(土)
- 建築さんぽ
浄土ヶ浜 ― 三陸復興国立公園
舟、或いは獣道を分け入りながらしかたどり着けなかった秘境の景勝地に、
江戸時代曹洞宗の僧侶がこの景色を観て
「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから、
「浄土ヶ浜」という地名の由来になった説があります。
かの宮沢賢治もここに訪れた際に
「うるわしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」
という歌を詠んだようです。
なるほどここは、
寝て目覚めて目の前が急にこの景色だったら今、
自分は浄土に居るのか?の状態になるだろうなぁ。
という一見の価値あり、崇高な美しさです。
三陸を代表する景勝地、浄土ヶ浜は国の名勝に指定されています。
地質概要は約5200万年前の古第三紀に形成され、
二酸化ケイ素70%以上含み、
窪みには小さな水晶が密集する硬くて軽い軽石凝灰岩ということです。