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2007年3月26日(月)
- 現場レポート
ハウスストーリー②
人が一番長い時間を過ごす住まいも「物造り」の概念が消えてしまったかのように 「商品」として建売という販売形式があらわれた時 お気軽にどんどん買い易い環境ができあがってきて目の前にそんなセッティングがあれば 全盛期は時代にあったファッション感覚のように売買契約が成り立ったのではと想像してしまうくらいです。
人の五感に気持ちの良い家が住まいの基本でストレスを感じないといいますが
現在の家はなんらかの暑さ寒さ対策が基本的に取られている為 全く自然に逆らわない建築は無理な面がありますが 自然素材を出来る限り使用し本体の質を重視した建築が基本だと思います。
季節感のない精密機械のような家は環境適応力が減少していくようなのです。例えば部屋のなかで買われているペットでは毛が生え変わらなくなることがある、人の体温調節能力は3歳ごろまでに決まるらしくある程度の季節感(暑さ・寒さなど)や、お腹の空き加減などを体感していないと成長後もコントロールの微調整がきかなくなるようです。
石油系の仕様に囲まれた家での症例はシックハウス症候群などとして突出しているとおりです。(見落とされがちですが 化学物質ガスは家具製品や家電製品からも出ています。)
衣食住のすべてを混在させると膨大な症例があり、症状として公表されきれないものもあるようです。(遺伝子レベル、個人差、年齢差ある)
人がいかに自然の一部であるかの証明を突き付けられているようでもあります。環境問題は人が生き続けている間は永遠にQ&Aのように投げかけたものは答えとして返ってくるんですね。


