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2007年3月5日(月)
- 現場レポート
イタリアロマン<町並み>
一般にヨーロッパの町並みの建物が調和している理由のひとつに 往時の戦(いくさ)に対する共同意識から都市国家的な発想があるといわれています。
領土や覇者の支配権争いと略奪の争いでもあり、負ければ兵士・一般市民まで抹殺されたり財産を略奪され 領土のほかに戦の体質として文化や言語まで否定され強制的に変えられるということがあったようです。このため地域一帯を城壁などで囲い建物を密集させ石やレンガ造りで開口部を小さくし 外構部位は鉄製にするなど外敵の侵入に備えたといいます。
今に見る美しく統一された町並みも 決して楽しい環境で建築されたと言い切れないのが 切ない気持ちになりますが 繰り返された歴史の名残りは大きいですね。
* 写真左は世界遺産に登録されているイタリア・アッシジの町並み(人口5千人余り)*
* 写真右はこの町のシンボルである聖フランシスコ大聖堂*


