ブログ

2025年7月15日(火)

  • 建築さんぽ

ミーソン遺跡 ―ユネスコ世界遺産―

トゥボン川流域を中心に2世紀末から15世紀ごろまで栄えたチャム族の国家のミーソン遺跡は「宗教の中心の場所」としてヒンドゥー教の神を祭るために建築したといいます。遺跡はフランスに統治されていた時代にフランス人によって発見されると研究・保存活動が進み、現在も修復や研究作業が続いているようです。広大な敷地に歴代の王が次々と建造物を増やした経緯があり、エリア別に遺跡群のグループが分かれていて、作業が中断されたままになっている箇所もあります。そして最も残念なことはベトナム戦争で全体の約7~8割が破壊されてしまい原形が残されていないのも少なくないようです。1999年に文化価値が認められ世界遺産登録されています。現在は、数か国より物理的援助・支援を受けながら修復や保護と観光推進事業を継続しているということです。ここでは、チャム族名残りのチャムダンスも観ることができます。

 

ブログ一覧

Other newsその他の記事

Event 近日開催のイベント