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2022年10月6日(木)

  • 建築さんぽ

宗像大社 ―宗像三女伸の総称―

宗像は、「古事記」では胸形という漢字、また胸肩、宗形とも表記されるようでした。
「ムナカタ」は宗教の宗であり、天皇の御胸(みむね)に当たり、おもむく「方」や「形」に持っていくべく、万般を調える神徳があるといいます。
本土の辺津宮の祭神は市杵島姫神、海岸から十一キロ離れた大島の中津宮の祭神はたぎ津姫神、更に大島から四十九キロ先にある孤島、神職しか上陸が許されていない沖ノ島の祭神は田心姫神です。この三女神の総称が宗像大社といいますから、壮大ですね。
辺津宮にある神宝館には、沖ノ島から出土した三百点を超える国宝をはじめとした宝飾品が収蔵されています。
神界に最も近い場所といわれある沖ノ島は、草木一本、石ころひとつを持ち出せば、神の怒りに触れて、船は必ず難破すると伝えられていた。島の内容事柄を他言することも禁じられ、

「不言島」の異名もあったという、厳しい戒律が存在していたようです。

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